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2013年3月

2013年3月22日 (金)

ビジネスマナー:足らん所をおぎのうて(補って)

大阪から都内に転居して、息子のような年頃の若い起業家たちに出会う機会も増した。

「若いあの子ぉら(=起業家達)、自分の指針をどこに求めて、走る(=勉強するために行動する)のやろか?」
そんな目で彼らを見てみると、

A:利益向上のために、自身と同年代の経営コンサルタントに、スカイプなどのネット通信を使って相談する人。

B:人としての器を磨くために、尊敬する企業経営者の理念を学ぶ場に足を運び、〝今の自分に欲しい物(=指針・支え・言葉など)を得ようとする人。

このように大別できる。

Aは目先だけを見つめ、Bは理想とする経営者としての〝やがての自分〟を見つめている。
どちらも懸命に生きていく姿に変わりはない。

「自分の足らん所をおぎのうて(補って)、どこぞに拠り所(よりどころ=精神的な支え)を求めたいのやろな」
と感じつつ、50半ばの私は傍観者の一人にしか過ぎない。

距離を置き、見ている側の人間だから言えるのだろうが、
「完璧な人間なんていてへん。けどな、自分には何が足らんのかを感じとる力をつけな、あかんわなぁ」
と考える。

若い起業家たちは、この事に気づかず、
「〝常に前を向いて走っているから〟に安心してしもて、自分をトコトン客観視して、企業人の前に人として欠ける所を探る事、これ、せぇへんの、うちから言わしたら〝勿体ないで。そこが肝心やろな〟やわ」
口には出さないけれど、そう思っている。

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2013年3月 4日 (月)

「あほのあほ」・「あほのかしこ」・「かしこのあほ」・「かしこのかしこ」

15年程前だろうか?
ある先生に、
「お前な……」
と切り出された時の事を、度々思い出す。

『先生』と呼ばれるその人は、経営コンサルタントを表看板にしていたが、政界や企業のお偉方、中小企業の経営者やメディア関係と、幅広い人脈を持っていた。

「ええか。よぉ覚えときや。人はな、〝あほのあほ〟・〝あほのかしこ〟・〝かしこのあほ〟・〝かしこのかしこ〟と、こない分けることがでける。フフフ」
と笑って言った。
「ほな、うちは、〝あほのあほ〟ですわ」
と告げると、
「〝あほのあほ〟では、僕とは話が合わん。けど、まぁ、〝かしこのかしこ〟までもいかんなぁ~」
ケラケラと笑っていた。

一息ついて、急に真顔になったかと思うと、
「ビジネスでもなんでもそうや。〝かしこのあほ〟は、どないもならん。お前、なるなよ!」
語尾きつく言われた。


さて、ここで先生の言う分類を大まかに解説すると、

・〝あほのあの〟は、ほんまにあほ。
→しかし、人によっては「愛嬌がある」とも受け取れる言動をする。

・〝あほのかしこ〟は、あほのように見せて、ほんまは賢い。
→愛嬌もあり、機転も利く。人に可愛がって貰える。

・〝かしこのあほ〟は、賢いように見せても、ほんまはあほ。
→愛嬌がない。人に煙たがられていても、気づかない。

・〝かしこのかしこ〟は、ほんまに賢い。
→文句のつけようがない。人から尊敬される。

「〝かしこのあほ〟はな、世の中には、よぉけ(=沢山)いてるやろ。世間から、賢い人やと見て貰いたい、頭のええ人間やと思て貰いたいのやろ。そやけどな、そこにあほが出るのや。フフッ、〝かしこのかしこ〟は、そんなとこ、見せへんがな」


今もって、とても〝かしこのかしこ〟にはなれないが、
「〝かしこのあほ〟になったら、救いようがないわ。何とか、〝あほのかしこ〟の入口のとこまで……いやぁ、これはなぁ、はぁー、えらい難しことや」
と、ずーっと感じている。

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