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2013年1月

2013年1月23日 (水)

ビジネスマナー:大事なんは、借りる時より返す時

『人に○○を借りる』
とくれば、
○○に入るのは、
時に〝力〟=自分にはない能力
時に〝恩〟=温情をかけてもらう
時に〝時間〟=忙しい相手の貴重な時間を割いてもらう
そして、
時に〝お金〟である。

形のないもの、形のあるものと、借りるものは
「その時によって、ちごてくるわ(違ってくる)」

人は勝手なもので、
「借りるときは、そらもう懸命に言葉や態度で〝窮地を救ってほしい〟〝今さえしのげれば〟の思いを込めて言うのに、返す時は、あの〝窮地を救ってくれて助かった〟の気持ちが、まるで元々なかったかのようになるんが、まぁ~常(つね)やわな」

けれど、ビジネスをしていく上で、借りた○○を返す折の真摯な態度があれば、
「こいつに貸して良かった」
「あの時、微力でも力になっておいて良かった」
と、貸した方は思い、
『おきばりやす(頑張れ)』
口には出さずともエールを送る。


返す時の真摯な態度があればこそ、〝信用〟がつき、次の難題に当たって右往左往している時に
「おい、力、貸したろか?」
と、また○〇を貸してくれ、助けてくれる人が現れる〝源〟になる。

どんな時でも、どんな事でも、
「大事なんは、借りる時より返す時でっせ」

こんな事は、ビジネスマナーとしては誰も教えてくれないかもしれない。
けれど、これはビジネスマナー+人としての基本だ。

今年で55歳の私からしてみれば、息子のような年頃の起業家達を見るたびに
「借りる時より返す時の態度で、伸びていく人、消えていく人が決まるいうても、おかしないねんで」
と思っている。

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2013年1月 5日 (土)

ビジネスマナー:専門用語は噛み砕いて伝える

現在は、就職のために動くこと=『就職活動』を『就活』と呼んでも何の抵抗もない。
他に『婚活』もあれば、『終活(しゅうかつ)』という〝人生を終えるにあたっての活動〟の言葉も巷(ちまた)に広がってきた。

「専門用語かいな? それとも造語と考える方がええんやろか?」
と考えている間に、世の流れは速く、
「あれよ、あれよという間(ま)にやがな」
の思いを抱く頃には、一般的に通じる言葉になっている。


ところが、そこまで広がらない言葉もある。
例えば、ビジネスの場においては、話す相手が同じ業界の人か、そうでないかによって、
〝話す言葉を使い分ける〟ことが必要になる。


最近、政治家がよく口にする
「時間軸にそって」
という言い方も、国民一人一人に理解してもらいたいの気持ちがあるのなら、
「時(とき)の経過に従って」
「作業進行の予定と考え合わせながら」
の方が分かりやすい。

出版業界や、放送業界では、
「話のキモとなる部分」
という言い方が、最近はよく使われる。
これも、業界では違和感なく使われているが、一般的には
「話の肝心(かんじん)な所」
「話の重要な所」
の方が分かりやすい。


「時間軸」や「話のキモ」という言葉を使う人に出会う度、
『お宅さん、相手がお宅のいてる世界の人かどうか、分かって喋ってなはんのか?
ここにいてるんは、お宅のいてる世界とは違う人。そんな言葉、普段から殆ど耳にせぇへんと思いまっせ』
と、喋っている人の顔を見る。

『この言葉、つこたら(=使ったら)、えらい(=大変)この世界に通じてる人間に見えるとでも思てなはんのやろなぁ~』
溜息の代わりに下を向き、
『かしこ(=賢い人)と思われたいんやろけども。ほんまのかしこ(=本当に賢い人)は、〝一つの言葉を噛み砕いて、ちゃぁんと分かるように伝える事がでける(=できる)人でっせ』
俯(うつむ)いたまま心の中で言い終えると、顔を上げる。

『後(あと)、どんな言葉、つかわはんのやろ?』
ここまできたら、興味津々(きょうみしんしん)。
まだまだ専門用語や横文字言葉を話の間に挟みながら喋る人の顔を、じーっと見ている。

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