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2012年7月21日 (土)

ビジネスマナー:粋やない人、好かん蛸(すいやないひと、すかんたこ)

大阪弁の『粋(すい)』とは、意気(いき)なこと。
「粋な人(すいなひと)」を今風に言うなら、
「センスの良い生き方やその言動に、人が憧れを抱くような人」とでも表現できる。

対極にあるのが『不粋/無粋(ぶすい)・野暮(やぼ)』という言葉だ。
大阪弁なら「もっさり」とも言う。

仕事でお世話になった人と会食をすることは、よくある。
食事は、本人が気づかないまま、その人の本性が出る。
毎回ではないが、私は会食の場を、人を見極める機会だと思って座る時もある。

今の夏の時期とは異なるけれど、ある時の会食で、柚子釜が出された。
柚子釜は、柚子の中身を出し、柚子を器に見立て、中に吟味された食材を入れてある。
食べ終わった途端、私の横に座っていた人は、花板(はないた)さん(=板長)に向かって、
「ほら、綺麗に食べてやったから、後で使えるでしょう? 使うんだろ、これ?」
と言った。
『この店に連れて来たのがまちごてた! あぁ~しもたー!!』
空の柚子釜を片手で振る姿を横目で見ることしかできず、本当に花板さんに申し訳なかった。

『粋やない人、好かん蛸(すいやないひと、すかんたこ)』
食事が終わるまで、何遍繰り返したか分からない。

「もう、ぜーったい、うち、この人とご飯、食べへん!」
と決めて、それ以降、一緒に会食したことはない。

名刺交換や挨拶の仕方、メールの送り方等々のビジネスマナーは〝やいのやいの〟(大阪弁:しつこく要求するさま)と言われる。
人との食事の場では、ビジネスマナーより一歩進んだ『品性』を見られているということを忘れないでほしい。

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