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2012年6月19日 (火)

かってもん(勝手者:わがままな人)

「あんなかってもん(勝手者:わがままな人)、知らんで、ほんま」
「たしかにかってもんやなぁ、あの人は。あんな調子やってみぃな。人からあいそ(愛想)つかされてまうがな」
「そんでもかめへんのやろ」
「そこがそれ、かってもんやさかい」

<対訳>
「あのような我がままな人なんて、今まで、本当に出会ったことがない」
「(貴方が言うように)たしかに、あの人は我がままだ。あのまま生きていってごらんなさいな。(結局は)他人から相手にされなくなってしまう」
「それでもいいんでしょうよ」
「そこが、ほら、そういうところが我がままな人だから(仕方がないんじゃないか。+それでもいいと思っているんじゃないか。=半分諦めと呆れている気持ちを混ぜている)」

昭和30年代後半、幼稚園に上がる前のませた私は、祖父母の元に集う明治・大正生まれの人たちが中心に交わす話に、おとなしい顔をして聞き耳を立てていた。


平成24年の今日に至っても、
「どないもこないもならんわ、こーんなかってもん!」
<対訳>
「どうにも仕様がない、これほどの我がままな人!」

仕事をしていると、怒りを通り越して、呆れてしまう人にも出会う。
「お宅の常識が、世間の常識やと思わんといてな!」
きつい一言も言い放ちたいが、
「ゆうたかて、ここまでのかってもんには、通じへんわ」
グッと言いたい気持ちを飲み込めるようになった。

「飲み込んでも、後々(あとあと)まで、心の中でくすぼる(燻ぼる:消えない=すっきりしない)ねんけど……」
一呼吸おいて、
「きつい一言を言うにはパワーがいんねん。はぁ~、しんど。そんな力、どこまでいたかて〝かってもん〟に使うんは、勿体ないわ。フン(≧ヘ≦)」
50半ばになると、こうなることが多くなった。

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