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2010年10月20日 (水)

おしょね入っとらんさかい(=御魂が入っていないので)

お墓参りに行くときは、妹と約束をして一緒に向かう。
妹の運転する車に乗せて貰い、実家のお墓と母方のお墓の二ヶ所を回る。

いつもように母方の墓地の入り口に車を駐め、お墓のある場所まで来てびっくりした。
墓石がない!
有るべき墓石は影も形もなく、「ウソ……えっ!」と絶句した。
妹が、「おっちゃん(伯父)が、たしか新し墓地をこうたはず(買ったはず)」と思い出した。

墓地を少し移動すると、知り合いのおばちゃんに出会った。
「おばちゃん、うっとこのお祖父ちゃんのお墓、どっか知らん?」と尋ねると、
「ここやで」と指し示してくれた。
「おおきに、おばちゃん。助かったわ~。ほんまにおおきに」と、妹と頭を下げた。

そこにおばちゃんのご主人がやってきた。
「久しぶりやな。二人でお参り?」と声を掛けてくれ、私と妹の手回り品を見て言った。
「線香と蝋燭だけならええわ。その墓、移したばったりで、まだ、おしょねも入っとらんさかいやな<お性根(=御魂)がまだそのお墓に入っていないので>……家のもん(者)がだーれも花も供えてない時期に、外孫のあんたらが勝手に花を供えるちゅうのも、塩梅悪いがな。線香と蝋燭、あぁ、そんでええ、そんでええ」

『世間の常識とはこういう事か』と感心した。
「おっちゃん、おおきに。ええ事、教えてもろて」と、また二人で頭を下げた。

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