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2010年9月30日 (木)

大阪弁:「のぉなる(無うなる)=亡くなる」

明治生まれの祖母は、余り「死ぬ」や「死んだ」という言葉を使わなかった。
「のぉなる(無うなる=亡くなる)」
この言葉を使い、「山田はんとこのたいしょ(大将=御主人)、まだまぁこれからやという時にのぉなってしもて。かわいそに」
こんな具合に話した。

音からして、「死ぬ」の“シ”の響きはきつい。
胸に突き刺さってくる。
たとえ「死んでもうて(=死んでしまって)」と柔らかく言った所で、“シ”の音は脳内ですぐに“死”に繋がるせいか、気持の良いものではない。

ところが、「のぉなる」と発音した途端、言葉に円やかさが出てくる。

「死ぬ」も「のぉなる」も命が絶える事に違いはないのだが、伝えたときの相手のショックを少なくしたい。
それもあって、私の場合は、古い大阪弁の通じる人には意識して「のぉなった(=亡くなった)」を使っている。

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