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2010年7月 7日 (水)

大阪弁:「こんなり(=このまま)」

明治生まれの祖父母には、お出かけルールがあった。
二人とも、乱れた髪で出かけることはなかった。

祖父は、ポマードで髪を梳いていた。
無論、髪を撫付ける前に、髭はきちんと剃ってある。

祖母の用意は大変だ。
前日に髪結いさんで髪をセットしてもらっておかないと、出かけるには至らない。
「ちょっと行てきて」と、滅多にないことだが、稀に祖父が急な頼み事を言っても、
「こんなり(=このまま)でいけますかいな」
この一言でお出かけはない。

「こんなり」と言う時の、どうにも困った様子を思い出す。
“出かける限りは、先さん(先様=伺う先)に失礼のないよいに”が気持ちのベースにあって、『とてもこのままのなり(=風体)では、伺う事はできまへんがな。フ~』と溜息が漏れてしまうような表情だった。

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