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2010年3月 4日 (木)

大阪弁:「御互いに(ごたがいに)」

大阪弁には、ほっこりする言葉が多い。
とは言っても、一昔前なら、町内のあちこちで交わされていた情(じょう)のある言葉は、殆どなくなってしまった。

『御互いに(ごたがいに=互いに)』という大阪弁も、相手を思いやる気持ちがじーんと伝わるものだ。

例えばのシチュエーションで創ったお話。

ここに、まだ幼子を抱かえた若いお母さんがいた。
会社で勤務中の夫から、「書類を忘れた。至急持ってきてくれ! 早く頼む、早くやぞ」と、慌てた声で連絡が入った。
しかし、この子を連れて移動するには時間がかかる。さりとて家に一人で残しておけない。
祖父母宅も遠方だ。
そんな時、「えらいすんません。ちょっとこの子、預かってもらわれへんやろか?」と隣家のおばちゃんに声をかけた。
「どないしたん?」と問うてくれるので、事の次第を説明すると、
「わかった、わかった。預かっといたるさかい、気ぃつけて行ておいでや」と気遣ってくれ、
「ほんま、無理言うて、すんません」と、若いお母さんは頭を下げる。
おばちゃんは、「御互いさんやがな(ごたがいさんやがな=お互い様よ。お互い様じゃないの。)」の言葉を添えて、「はよ、行ておいで」と送り出してくれる。

こんなシーンが普通にあったのだが、今となっては古き良き時代の話となってしまうのだろうか。

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