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2009年10月 7日 (水)

御身大切(おんみたいせつ)

大きな台風が近づいてきている。
母から昨日電話があった。
「もしもの時は、あんた、どこへ避難してる?」と問うてきたのがきっけで、過去の台風襲来時の話になった。

「いつの台風やったか、自分だけ逃げて、あの子(=私の妹)放っておいて。おばあちゃんに『下の子ぉ、どないしたんや?』と声掛けられてから、『あっ、忘れてきた!!』と気ぃついて。ハハハ、フフフ」と笑った。
「おかあちゃん、御身大切(おんみたいせつ:自分の体が一番大事の意)やさかい。フフフ」と、また自分で自分の事を笑っていた。

事が起こったのは、1961年(昭和36年)の第2室戸台風の時だ。
当時、祖父母の家は木造だったが、風呂場だけは鉄筋の造りだった。
3才の私は祖母にしっかり手を握られて、居間から風呂場に移動した記憶が、ぼんやりと残っている。
祖父母に挟まれて風呂場の中で直立していたが、日常とは違う雰囲気だけは感じていた。
ところが妹はまだ赤ちゃんで、何も判らず、動けず、居間に一人取り残されたていた。
「はよ、連れてこな(=連れて来なさい)」と祖母に言われ、母は慌てて風呂場から出て行ったらしい。

御身大切な母は73才、今日も元気だ。
「ほんま有難いなぁ。子孝行やわ、お母ちゃん」と感謝している。

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