« 鼻につく自己紹介のプレゼン | トップページ | 他人の粗(アラ=欠点) »

2009年6月12日 (金)

おくり人とお茶の子

母から、近況報告の電話がかかってきた。
数分間話した辺りで、急に亡くなった松尾の祖父の事が話題になった。
「そない言うたら、おじいちゃんのそぉれん(葬礼=葬式)の折は、仰山、人来てくれたさかい、お茶の子が足らんだらあかんと、それが気になって」と思い出したようだ。
話を聞きながら、『“お茶の子”も使わん言葉になったわ』と感じた。

お茶の子とは、<大阪ことば事典 牧村史陽 編 講談社学術文庫>にも、『茶うけ。茶菓子。転じて、仏事供養の配り物をいう』とある。
つまり、見送りに来て下さった方に、喪主側から心ばかりの品を用意して渡すのである。

「生きてる内は判らんかったけど、人が泣いて見送ってくれるやなんて、おじいちゃんのこと、見直したわ」と、母は思いを込めて言った。
舅が逝って25年経っても、母の中には、かなりの数のお茶の子を配り終えた達成感と、舅の善き所をとんだ所で気付いた喜びがあるようだった。

|

« 鼻につく自己紹介のプレゼン | トップページ | 他人の粗(アラ=欠点) »

ウェブログ・ココログ関連」カテゴリの記事

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

住まい・インテリア」カテゴリの記事

学問・資格」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: おくり人とお茶の子:

« 鼻につく自己紹介のプレゼン | トップページ | 他人の粗(アラ=欠点) »