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2009年5月

2009年5月30日 (土)

ビジネスマナー:プロ意識

うち、自分のことを『ライター』と呼ぶのは嫌ですねん。
なんちゅうても、『自称 ライター』ちゅう人らがぎょぉさん(仰山=沢山)いてまっしゃろ。
どっかで、そういう人らと一緒にされとうないと思てますのやろな。

「何様のつもりや!」
そんなお叱りの声も聞こえてくるようですけど、プロ意識の薄い“自称 ライター族”とは線を引きたいのが正直な気持ちでおます。

こんなことがおました。
仕事の初顔合わせで、複数のライターが集まった部屋でのこと。
まだ先方の担当者は着席してまへんけど、部屋に入ったら、仕事モードでっしゃろ。
そやのに、目の前でガムをクチャクチャ噛み続けるお人には、「あんさん、ええ加減にしなはれ」と、おつむテンってしてやりたいくらい、腹立ちますわ。
うちが50歳、そのお人は30代後半からひょっとしたら40代かもしれまへん。
プロ意識ちゅうもんは、行動に出ましゃろな。
自称 ライターか、色んな仕事をこなしてきはったライターかは知りまへんけど、うちはこの人見て、「やっぱし(=やっぱり)プロのレベルやないわ」と思いました。

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2009年5月29日 (金)

大阪弁:飴ねぶらすよなことしてから

「まぁ、なんちゅうても、えげつない人やな」
商売人の間で、こんな言葉で評される人は、大抵はお金に汚い人である。
値切りようが余りにもきつかったり、支払いを中々してくれなかったり、「あんさん、それは、あんまりでっせ」と言いたくなるような人だ。
言う方は、「えげつない人」と嫌味も皮肉も全てごちゃまぜにして、この一言で気持ちを吐き出して落ち着く。
腹立ちも入っているのだが、「誰ぞに言うたら、ちっとましかもしれん」の思いもベースにはある。

けれど、「ほんまに、あの人いうたら、飴ねぶらすよなことしてから」と言うと、腹立ち一杯だ。
<大阪ことば事典 牧村史陽 編 講談社学術文庫>にもあるように、『アメネブラス【飴舐らす】少しだけ利益を与えて大きな働きをさせる』と記載されている。
思い起こせば、「この言葉は、あの人のためにあるよなもんや」と感じる人が複数人いる。そんな現実を思うと、何とも嫌な気持ちになる。

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2009年5月27日 (水)

『天地人』の与六のような3才児

NHK大河ドラマ『天地人』の与六の名台詞と言えば、「わしはこんな所へ来とうはなかった」を思い出す。

この間、母が、「あんたも小さい頃は、大人顔負けに喋る子ぉやと言われてきたけど、その上手(ウワテ)いく子ぉがいてる」と教えてくれた。
その子、拓巳君(仮称)は3歳、今春から幼稚園に通っている。
おじいちゃんは「“山之内モータース”(仮称)という自動車修理工場を経営しており、拓巳君は、おじいちゃんも自動車修理の仕事も大好きだ。

幼稚園に通い始めて1ヶ月ほど経った頃、母が、「拓巳君、幼稚園どない?」と尋ねた。
すると拓巳君は、おじいちゃんが話す時の仕草そっくりに腕を組み、和歌山弁で「それがよぉ、僕はあんなとこ、行きたいなかったんよぉ。“山之内モータース”に勤めたかったんよぉ~」と答えた。
「まぁ、何から何までおじいちゃんとそっくり」と母は思い出す度にケラケラと笑う。

おそらく母の頭の中では、おじいちゃんと同じ言動の拓巳君が、おばあちゃんと同じ言動をとった私の小さな頃に重なるのかもしれない。
私は母と違って、拓巳君と与六が重なって仕方がない。

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2009年5月26日 (火)

ビジネスマナー:最低限のルール、メールの住所記載

メールを送るときには、必ず
・氏名&読み方
・〒&住所
・TEL&FAX&メールアドレス
・携帯TEL
これだけは、きちんと書いておく。

ところが、名前だけしか書いて送ってこない人がいる。
プライベートのメールと違い、仕事に関連する場合、初メールで"名前だけしか書いてこない人"には、イメージダウンも甚だしい。
「大概にしてや(=ええ加減にしてや)」と、相手の仕事への取り組みようさえ疑ってしまう。

「受け取る身ぃになってみぃな。初めてのメールは名刺交換も同じやろ。その時、名前しか書いてない名刺もろても、『はぁ??』と思うやろな。お宅さん、それとおんなし(=同じ)こと、してなはんのやで」と、そんなメールを見る度に溜息が出る。

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2009年5月24日 (日)

大阪弁:『騙くらかす』

もう滅多に聞くことのない大阪弁なのに、ふとした拍子に口から出てしまい、「あれ? 言うてしもた」と、自分でも意外に感じるときがある。

オレオレ詐欺の被害を、テレビや新聞で見る度に、「こんな、人(ひと)、騙くらかす(だまくらかす)ことして!」と怒りがわいてくる。
『騙くらかす』とは、「騙す」と同じ意味だが、ニュアンス的には単に「騙す」と表現するよりも、「騙す」行為を強調している。

「音かて、“ダマス”より、“ダマクラカス”の方がきついわ」
二つの言葉を代わりばんこ(=交互)に言ってみると、たしかに『騙くらかす』の方が憎々しく響く。
自分で言っておきながらも、余り使いたくない言葉だ。

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2009年5月16日 (土)

大阪弁:『気にしぃ』と『ええかっこしぃ』

大阪弁の『気にしぃ』とは、どんな事柄でも
「あれで良かったやろか……いや、ええことなかったかもしれん。けど、そんなこと言うたかて、今更遅いし。あぁ、どないしょう」
こんな風に、クヨクヨする人のことを言う。
言い換えれば、『神経質な人』と表現できるだろうか。
しかし、『神経質な人』よりも『気にしぃ』の方が、ゴチャゴチャ言いながらも可愛げがあると感じる。

他に、“○○しぃ”の形では、『ええかっこしぃ(=良い格好をする人)』というのもある。

『気にしぃ』も『ええかっこしぃ』も、言う側の気持ちには多少の皮肉を含んでいる。
それでも一旦、
「ほんまに、気にしぃやな」とか、
「ええかっこしぃで、敵わんわぁ」
と口から出てしまえば、その人物を全否定するわけでもなく、「そない言うてもええとこもあるんやけど」の雰囲気を残す。
これも、大阪弁の持つ不思議な力かもしれない。

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2009年5月14日 (木)

せこおまっせ、議員パス私的旅行

けちくさい行為を、大阪弁では
・せこい
・みみっちぃ
・意地汚い
とも言う。
他に、「他人の褌(ふんどし)で相撲とるよなことしてから」と揶揄したりもする。

朝日新聞 (5/13 夕刊)に載っていた『鴻池官房副長官 辞任』の文字が目に入った。
その文字の下に『議員パス私的旅行』とあった。
「なんとまぁ~!!」と呆れて、『せこい』・『みみっちぃ』・『意地汚い』と3連発で言葉が浮んだ。

次に出たのは、「これでは議員パスは、死に金もおんなし(=同じ)や」だった。

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2009年5月13日 (水)

先ずメールちゅうのも難儀なもんです

「明日の夕方、内(うち=家)に居てる?」
もう少し丁寧な大阪弁にすると、
「明日の夕方、うちに居てはる?」
更に丁寧な大阪弁では、
「明日の夕方は、うちに御居なはる(おいなはる)かい?」
となるが、もうこの言い方は殆ど聞かなくなった。

携帯電話が普及するまでは、こうして会話を通して、相手の状況を知るのが常だった。
けれど、今は先方の都合を尋ねるのは、先ずメールだ。
携帯を使っても、直接会話をするまでに、「今、話、できる?」とメールを飛ばしてからというのも多くなった。

ビジネスの場合、「一度、お目に掛かりたいのですが」と申し込むのもメールで、しばらく待って届く返事もメールだ。
先方と顔を合わせるまでに、案外と時間がかかる。

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2009年5月12日 (火)

もっさりした引き際の小沢さん

「へぇ~、小沢さん、辞めはんの」
辞任を発表する民主党の小沢代表の姿が、テレビに映っていた。
「今頃とは、えらいもっさりしたこと」
画面に向けて言ってしまった。

『もっさり』とは、大阪ことば事典:牧村史陽 編 講談社学術文庫にも、【不粋。野暮くさい。ぱっとしない。映えないこと】と載っている。

政治家は、自らの辞任行為を自画自賛するのが常だ。
小沢さんも案の定、思った通りの言葉が並んだ。
「もっさりにもっさり重ねたかて、なんにもならんで」
何の感情もわかないまま、テレビのスイッチを切った。

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2009年5月11日 (月)

森光子さんのご挨拶

「ほれ、あの話」と切り出せば、
「あの話って、何の話やねん」と問い返される。
こんな光景は、年齢が上に行くほど多くなる。

「あの話って、そや、あの時、あそこで話したやろ」
娘が相手だと、会話に『あの』や『あそこ』と代名詞が並び、少しも具体的な名詞が出てこない。
「あの時って、いつ?」
と言われても、直ぐに出てこない。
記憶を辿るのも全部口に出してしまわないと、なかなか結論まで達しない。
「あの時って……え~っと、ミナミへ買いもんに行って、その帰りに、ちょっとお茶飲もかって言うて、ほんで、あそこや、あそこ、大丸のねき(=側)の道をツーッと入ってちょっと行ったとこのケーキ屋さんで」と、こんな調子で喋っていると、
「あぁ、あの時な」と娘もやっと思い出す。
これでは肝心の話に至るまでに時間が掛かりすぎる。

森 光子さんが89歳で、『放浪記』公演回数2000回を迎えた事が話題になっている。
それよりも、カーテンコールでのご挨拶が、真に人柄を表し、かつ短くて要領を得た話し言葉に、「うち(私)の代名詞オンパレード会話を、なんとかせなあかんわ」と思った。

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2009年5月 6日 (水)

ポットキャスティング登録者数が20500人を超えましてん!

お陰様で、ポットキャスティングの登録者数が20594人となり、「ほんまに、なんとまぁ有難い」と、ここに改めましてお礼申し上げます。

4月の【今月の登録者数】は917人。
【月間総合ランキング】は、カテゴリー部門を問わず順位が出るんでおますけど、ここで98位。

アップできる容量が40MB→1MBに激減してから、「それまでみたいに更新できへんさかい、どなしたもんやろ……」と、悩んだまま今に至ってますねん。
「おおきに、おおきに」と「すんまへん、この状況を、どうぞ堪忍しとくなはれな」の言葉が、ずーっと代わりばんこに出てきます。
ただただ、湧いてくるのは感謝の気持ちでおます。

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2009年5月 3日 (日)

大阪弁:きたのぉ働いてきれぇに暮らす(汚のぉ働いて綺麗に暮らす)

① 自分のことにも厳しく、他人にも厳しい人がいる。
② 自分には甘く、他人には厳しい人がいる。

見ていて見苦しいのは、
② 自分には甘く、他人には厳しい人
である。
殊に、お金に関することで人の本性は剥き出しになる事が多い。

大阪弁には、『きたのぉ働いてきれぇに暮らす(汚のぉ働いて綺麗に暮らす)』という諺がある。
「どんな職でも懸命に働いて、自分の暮らしは質素にし、出るお金を切り詰めて蓄え、世間に、あるいは他人の役に立つ事なら、お金はケチらず出し惜しみをするな」ということだ。
「品よぉ生きるんは、ほんま、こう言うことやわ」と思う。

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2009年5月 1日 (金)

夫婦道:夫磨き

76歳の父は、数年前から透析を受けている。
明るく、実直な性格の父は、同じ部屋で透析を受ける女性陣に人気があるようだ。
「お父ちゃんいうたら、毎日誰ぞから、なんやかんやと物もろて帰ってくる」と母が言っていた。

父が注目されていると知った母は、かつてないほど父の服装を気にした。
「今、お父ちゃんが人に見せる格好はパジャマ姿が多い。これは気張らな。みっともないもん着せられへん」と、バーバリーにダンヒル、イヴ・サンローラン等々、今まで父が着たこともないブランド物を着せ始めた。

「今日も○○さんが、あれっ、松尾さん、ええ柄のパジャマやこと! 奥さん、選らんでくるの? まぁ、ほんまに趣味ええなぁ~って褒めてくれたんや」
透析を受けて帰宅した父は、臆面もなく母に一言一句そのままに報告する。
母は「フフフ」と父の言葉に頷き、『磨いたら磨いただけの事はあるわ』とご満悦である。

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