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2008年6月 4日 (水)

羽二重餅のような手

大阪駅の改札付近で、後ろからいきなり肩を叩かれた。
「えっ?!」
驚いて振り返ると、懐かしい友人の顔がそこにあった。

彼女とは小学生の頃、『一足バッチ』と言われるほど、共に行動していた。
「いや~」と、こちらが驚きの声を上げると、彼女は微笑んで手を差し出した。
握り合った手は、羽二重餅のような感触がした。
『そうやねん。この子、昔っから肌が薄いってゆうのか……そう、この柔らかさ、変われへんなぁ』
「人多いのに、よぉ判ったこと」と言うと、「うん、すぐ判ったわ」と彼女は返してきた。

『どの位、おぉてない(会っていない)?』
『元気にしてたん?』
心の中で言葉が交わされて、互いに目で頷いた後、
「急いでるんで、ほな、バイバイ」と、華やかな笑顔を振りまいて、彼女は人波に紛れた。

今でも、あの手の感触と温もりが残っている。

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