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2008年3月17日 (月)

生きている辞書

一人暮らしも同然の96歳の祖母宅を訪れる時は、私の妹・とし子と一緒に行く。
祖母の近くに住む妹は、何かと祖母の暮らしを気に掛け、しょっちゅう見に行ってくれている。
行けば、祖母の話し相手をしながら掃除をし、部屋の中を見回して、足らない物を買いに走ってくれている。
「世の中の人は、神さんに手ぇ合わせるとゆうけれど、おばあちゃんは、とし子に手ぇ合わせるんやで」と、祖母は感謝の気持ちを言葉にする。

「堪忍してな。そないさいさい(再々=しばしば)来られへんよって」と私が言うと、
「成美は、ちょっと遠いさかいなぁ」と残念そうな口ぶりだった。
「そやけど、来たら、こないしてゆっくりと背中擦ってくれるの。あぁ~、千万無量(せんまんむりょう)や」と言った。
千万無量とは、計り知れないことを言うが、生活の中で使うのは初めて聞いた。
今年50歳の私と47歳の妹は、「千万無量か。こんな時に使うんやな。メモしとこ」と言い合った。

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