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2008年2月16日 (土)

祖父の遺言

祖父は、血圧が高く、60代で一度倒れた。
その頃、嫁に来てまだ数年しか経っていない母は、『この塩梅やったら、そない持てへんかも』と内心思ったという。
その後、驚くほど回復し、80歳を越えて彼岸に旅立った。

倒れてから亡くなるまでの20数年の間に、私は生まれ、育てて貰った。
祖父には、「何遍聞ぃたかしれへんわ(何度聞いたか判らない)」と思う話や言葉が、幾つかある。

例えば、体調不良になると、枕元に家人の誰かを呼び寄せて、
「みんなで、なかよぉやってくれ(皆で、仲良く過ごしてくれ)」と言った。
『本心でゆうてんのやろけど、こない何遍も言われたら」と思う者あり、『気遣いないって(大丈夫だから)。明日になったらよぉなってるって(良くなっているから)』と思う者もいた。
しかし祖父が話している間は、素直に「うん」と頷いていた。
かれこれ、30年程前の話だ。

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