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2008年1月26日 (土)

大阪弁の幼児語:もぉする=四つん這いになる

40年程前、当時、私は小学4年生。
その頃住んでいた家は、借家だった。
2階へ続く階段は、傾斜度のかなりきつい造りで、家人でも慎重に足を運んだ。

母は、毎回、私や妹に「もぉして降りや(=四つん這いになって降りなさい)」と注意をした。
「うん」と私達姉妹は素直に頷いて、注意は必ず守っていた。

ある日の昼下がり、1階にあった電話が鳴って、2階に居た母は立ち上がった。
階段に足をかけながら、母はいつものように言った。
ところが、「あんたら、降りるときは、もぉして」と言葉の途中で、フッと姿が消えると、ダッダッーンと大きな音がした。
慌てて音の鳴った方を見ると、母が階下に倒れていた。
膝を打って動けない様子に驚いて、誰か人を呼びに行ったような気もするのだが、そこの記憶がはっきりしない。
しかし、母の「もぉして」で言葉が途切れ、ふっと姿が見えなくなった瞬間だけは、今でも鮮やかに思い出せる。

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