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2007年12月20日 (木)

不器用な女の独り言

大阪弁の『かなんなぁ(適わない)』は、今でも様々な場面で使う。
つい口から出てしまう時もあるが、腹の中で思う時もある。
その腹の中で思う時でさえ、表情が出る時と出ない時がある。

仕事先で出会う人の中で、いつも満面の笑顔で接してくれる男性がいる。
彼は、意味もなく「ヒッヒッヒ」と笑い、毎回ここ暫くの自分の仕事ぶりを話す。
『活躍してますと言いたいのやろな』と思いながら、「そうですか」と適当に相槌を打つ。
『聞いても聞かんでも、うちには関係ないのに』と、正直うんざりしていても、「はぁ」とか「まぁ」とか、合いの手のような声も挟む。

この男性をもっと心地よくするには、「いつもご活躍で」とか、「相変わらずお忙しいんですね」の言葉を、“まぁすごい!”の感情を込めて言えばいいのだろうが、そこまではよおせん(そこまで出来ない)。
一通り話が終わると、やがてまた例の笑い声と共に、「それじゃ」と笑顔で立ち去るのが常の人だ。

心のどこかで、『もっとあいそ(愛想)ようしといた方がええのやろな』とは思うのだが、出来ない。
「出来んもんは、出来へんねん。ほんま、あの人、うち、かなんねん」
その男性の顔が浮かぶ度に、自身の不器用さに嫌気がさし、溜息まで漏れる。

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