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2007年9月 5日 (水)

消えゆく大阪弁の副詞:なんなと・なんぼなと・なんやったら

大阪弁の副詞で“なん”がつくのは多い。
『なんなと』の意味は、『なんなりと』
「そこにあるもん、なんなと持ってお帰り。あんたとこ、家族多いんやさかい、ジュースでも缶詰でも、たぁんと持って帰りや」
こんな風に、たまに実家に帰ると、祖母は声をかけてくれた。

『なんぼなと』は、『いくらでも』と数や量をさして使う。
レジ横に、店の名前が入ったポケットティシュが置いてあった。
「このポケットティシュ、もろてもええん?」と問うと、
「かめへんで。なんぼなと取ってや」と、食堂のおばちゃんは威勢良く答えてくれた。

『なんやったら』は、『ことによったら』という意味だ。
「うち、今日、ミナミ行くさかい、なんやったら高島屋に寄って商品券、こぉてこぉか(買ってきましょうか)?」
「そらええわ。すまんな。ついで、ついでと思てる内に、日ぃばっかり経ってしもて……ほな、これ、1万円、渡しとくわな」
こんな調子で、用事を頼まれることもある。

20代の娘達は、私が『なんなと』・『なんぼなと』・『なんやったら』を使っても違和感もなく、また意味も判っている。
しかし、あの子達の周囲の話し言葉では、殆ど聞くことはないようだ。

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