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2007年9月17日 (月)

有るが因果

どんなに仲の良い兄弟・姉妹でも、遺産相続となると、すんなりいかない。
揉めるのが常だ。

ある時、家庭裁判所の近くの喫茶店でお茶を飲んでいた。
隣の席には、60代の老婦人が2人と、「先生」と呼ばれる同年代の男性が1人座った。
老婦人達は「姉ちゃん」、「あんた」と呼び合うので、姉妹だと判明。
「先生」と呼ばれる男性は、「裁判となるとですね」と話し始めたので、弁護士だと判った。

姉:「センセ(先生)、そやさかい、兄ちゃんが、ええとこどりでっしゃろ」
妹:「そうやわ、ほんまに、うちらあんなとこもろたかて、なぁ、姉ちゃん」
姉:「あんなとこて、あんたは、まだええやないの」
姉妹二人は小競り合いの後、二人で、「なっ、センセ、誰にどこを譲るゆうん、兄ちゃんが勝手に決めてますねん」と言った。
話を総合すると、かなり高齢で亡くなった実父は資産家だったが、相続についての遺言はなかった。長兄の判断で、姉と妹に相続する不動産の提示があったものの、二人は不服。姉妹で長兄とやり合う形になった。

延々と話す内容に、「兄ちゃんは誕生日にはお頭がついてた」とか、「姉ちゃんは、すぐに着物を作ってもろてた」とか、小さな頃の話がいくらも出てきて、おかしかった。
『有るが因果とゆうけれど……』と、“高齢の姉妹VS高齢の長兄”の今後は、どの位の期間を要して決着するのだろうと思った。

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