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2007年5月22日 (火)

粋(すい)な会話

ある時、かなり女性遍歴のあるA氏の個展会場に出向いた。
A氏は「よう来てくれたな(よく来てくれたね)」の代りに、「松尾、お前の事は愛してんねんで」と優しく声をかけてきた。
他の人に同じ言葉を言われると、「気色の悪い!」と嫌になるが、A氏は、生粋のぼんぼん。口調に嫌みがなく、戯れ言と流してしまえる。
これは他の人には出来ない。品良く遊び込んだぼんぼん育ちの人だからできる芸当だと思う。
私にとっては、後を引かず、その場の雰囲気に合わせたはんなりした戯れ言遊びができる数少ない人物だった。

酔いも手伝って、「今夜は僕の嫁さんや」とええ調子でいうので、「昨日は昨日で違う嫁さんですわな」と返すと、「そらそうや」と笑っていた。
そこへ若い女性2人が会場に入ってきたので、A氏はそちらに軽く挨拶をした。
「ほれ、あっちに明日の嫁さんと、明後日の嫁さんが来はりましたで」と言うと、
「そやな。なぁ、お前は、ええ子やなぁ~」と絶妙の間をとりながら言ってくれる。
「へぇ、おおきに。ほら、向こうで待ってはりまっせ」
「そうか。そやな、ほなな」と言って、若い女性に手を振り、そちらに向かって歩いていった。

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