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2007年4月 1日 (日)

介護の恩恵 私の巻

亡き舅は、心房細動による血栓が、脳の血管で詰まり、脳梗塞になった。
右半身に若干の麻痺が残ったが、運動機能はほぼ回復した。
だが、失語症になり、言葉を失った。

失語症の場合、例えば「これは僕の茶碗」と本人が言っているつもりでも、言葉として出るのは「ハニャムララ」とか、日本語になっていない。
自分の言っている事が周囲に理解して貰えず、本人はとても辛い。本当に辛い。
夫と別れても尚、そんな舅と共に過ごせた3年間が、私には愛しく蘇る。
「ほんま色んなことあったけど、その分、仰山教えてもろて。どれもこれも、うちの宝物になってますねん、お義父さん」と思っている。

舅は、3才の孫の長女をとても愛してくれた。
今でも長女は「おじいちゃんが言葉をなくしてたと言うけど、うちは、いっこも(少しも)そうは思てない」と話す。
たしかに、舅が幼い長女といるときの様子は、言葉にならない言葉で話しかけながら、二人でちゃんと意思疎通ができていた。
今年23才になる長女が、いつも思うのは『おじいちゃんが見てんねん』ということ。
この思いと安心感は、“一生続く孫への最大のプレゼント”だ。

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