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2007年4月20日 (金)

鱧の皮

上司 小剣(かみつかさ しょうけん)の『鱧の皮』は、大正時代に道頓堀を舞台に書かれた小説だ。
使われている大阪弁も、明治生まれの祖父母の日常会話に近い。
どうしようもない亭主と気丈な妻というこの小説に出てくる夫婦は、亡くなった祖父母と被り、私にとっては、織田 作之助の『夫婦善哉』より、『鱧の皮』の方が馴染みやすい。

それに鱧は、元々大好きな魚だ。
鱧の落としは梅肉で食べる人も多いが、私は辛子酢みそで食べる。
関東に住む知人は、鱧にあまり馴染みがないので、「骨切りがうまいことないと、食べられへんねん」と言っても「?」の顔をしていた。

“鱧の皮”も、時々スーパーで見かける。
皮を焼き、醤油と砂糖で味をつけた物を細く切って、白いトレイに盛られている。
喜んで買ってきては、胡瓜もみと一緒に酢の物にするのだが、「これ、この味」と感激する鱧の皮には滅多に出会わない。
どこの商品も味が濃い。
それでもスーパーで見つけると、「今度こそ」の願いをかけて買ってしまう。

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