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2007年3月 9日 (金)

季節の便り

メールでの近況報告のやり取りも増えたが、今でも葉書は友人や知人に結構出している。
殊に、94才の祖母には葉書が一番良い。
便りの内容は、季節の挨拶で始まり、身近で起こった格別取り上げるようなことでもない、いうなれば『なんちゅう事もない話』が多い。

ある時、この葉書で騒動が持ち上がった。
祖母は伯父夫婦と一緒に住んでいるが、伯父夫婦は母屋、祖母は別棟で暮らしている。
祖母に送る葉書は、先ず母屋に届けられるので、伯父は私の葉書が頻繁に届くのを知っている。
「あいつ、たまには俺にも出せばええものを。おばあちゃんにばっかり出して」と寂しがり屋の伯父が言ったと聞いたので、
「ほな、出そか」と書いた。
この時も、特別な事柄は記していない。だが、伯父は、年賀状以外届いた事のない私からの葉書に驚き、ポケットにこの葉書を忍ばせて妹の元を訪ねた。
「おい、今日、ここに来たのは誰にもゆうてないのや。お前の所の姉ちゃん、なんぞあったんと違うのか?伯父である俺に、助けて欲しいのと違うのか?そやさかい、俺に葉書を…隠さんでもええ、ほんまの事、ゆうてくれ」と言った。
妹は大笑いして、「なーんにも心配することないねんから。ただの季節のご挨拶やさかい」と答えたが、納得せず、しばらく説明に時間がかかったらしい。
「日頃せぇへん(しない)ことは、するもんとちゃうな」と思った。

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