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2007年3月31日 (土)

介護の恩恵 妹の巻

妹の姑は、現在、介護施設に入所している。
度々妹は、その姑を見舞っている。
認知症はかなり進んでいるが、息子の名前は忘れても、嫁の妹の名前だけは、どんな状態の時でも間違わない。
「姉ちゃん、うっとこの人(夫)が、自分の母親の様子を見に行けへんの、判るわ。母親が壊れていくのは見たない、いや、見られへんのやろ。これも無理ないわ」
妹は明るく、姑の世話を続けている。
その姿に、夫は感激し、素直に感謝の気持ちを口にするようになった。
「別に、(夫に)恩を売ってんのやないねんで。けど、すまんなぁってゆうてもろたら、この人、ほんまに思てんのやわって判る。フフフ」と妹は笑っている。
妹夫婦の仲は、今まで以上に睦まじいように感じる。

妹の明るい性格が、認知症状の出始めた94才の実祖母には何よりの支えとなっている。
「ほれ、そこに、ムカデが!あない仰山出て!あれ、そこ、そこ」と、祖母が幻覚に悩まされた時も、妹は「判った、おばあちゃん、やっつけよな。ほれ、ここやな」と何もない壁を手で叩き「やっつけた、やっつけた」と部屋中を飛び回って、ムカデを殺す所作を繰り返した。
祖母は「ほんまに、この子がいてるさかい、ムカデも退散や」と、一晩中続いた幻覚から解放され、安堵していた。

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