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2007年1月 1日 (月)

あけましておめでとうございます

祖父母がいた頃(1958~1980年頃)の、我が家の元旦。
朝8時、仏間に一家が揃う。
口々に「おめでとうございます」と言えば、祖母は、各人に「へっ、おめでとうさん」と答える。
祖母が答えている間に、祖父が蝋燭に火をともし、お線香を立てる。
仏壇の前に正座して、皆、声を合わせて『般若心経』を唱える。

8時半、おせち料理の並んだ居間に集う。
座卓の上には、各々の名前が箸袋に黒々とした墨で書かれているので、その席に着く。
祖父の年始の挨拶がある。大抵、この挨拶で祖父は泣く。
「あけまして、おめでとうさん。旧年中は、みなに世話になり、ほんまに・・・」とこの辺りで鼻を啜り出す。「今年も、みんな、仲良うに」の言葉で締める。
次に、大きくなるりつれて名前が変る出世魚のブリが大きな皿に一尾、その姿のまま登場する。
祖父→父→祖母→母→長女(私)→次女の順で、大皿を頭上に掲げて軽く礼をする。
元日は、祖母が選んだ日本酒が注がれ、「今年も、みなが健康で、ええ年となるようにな」の祖父の言葉で乾杯。
祖母が、「ほな、これを」と私と妹にお年玉をくれる。「おおきに、おじいちゃん、おばあちゃん」と礼を言う。
礼が終わるのを待って、母が、祖父母と娘達にお年玉を渡す。
すでに祖父と父は、おせち料理に箸をつけている。私も妹もお年玉を脇に置き、「どれから食べる?」と料理を見つめたものだった。

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