« マリー・アントワネット | トップページ | 猫の竹輪 »

2007年1月30日 (火)

映画『それでもボクはやってない』を見てから

2年前、会合に出席した帰り道。夜9時半を過ぎた頃、地下道を歩いていた。
この日は着物を着ていて、普段のコツコツという靴音はしないが、『草履の音でも響くもんやなぁ』などと、そんな事を思っていた。

突然、姿は見えないが女性の声で「痴漢です、痴漢ー!」と聞こえた。
振り向くと、地上に続く通路から男が急いで駆け下りてきた。
「あいつやな。逃げる気ぃや」と判断。
しかし、「男との間に距離、だいぶある」→「うち、
着物や」→「追いつくのは無理」→「声やったら届くわ」と考えが移って、「その人、痴漢!押えてぇ~!」と叫んだ。
声に男性3人が反応してくれ、逃走しようとする男を一丸となって取り押えた。
地下道に犯人は転がった。
しばらく間があって、私もその場に到着した。犯人を押さえこんでいる男性が「おまえか?」と質すと「はい」と男が答えた。速やかに「警察に連絡します」と私の携帯から通報した。
寝そべったままの犯人は、ちょっと気弱そうな若い男だった。
そこに「痴漢!」と叫んだ女の子がやってきたが、顔面蒼白で震えていた。
地下鉄職員に、「どこか座る所はありませんか?」と尋ね、
警察官が来るまで、駅長室で被害にあった女の子を抱き、背中を擦ってそばにいた。
しっかりした受け答えのできる、聡明で、清楚な感じの女の子だった。

映画『それでもボクはやってない』を見てから、あの時の光景が何度も浮かんでくる。

|

« マリー・アントワネット | トップページ | 猫の竹輪 »

携帯・デジカメ」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 映画『それでもボクはやってない』を見てから:

« マリー・アントワネット | トップページ | 猫の竹輪 »