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2007年1月19日 (金)

そっくりさん

地下鉄の中、斜め前に座るご婦人を見て驚いた。
『“ハウルの動く城”の荒地の魔女、そっくり!』
髪をアップにし、上質の毛皮のショールに黒のコート。煌めく大きな指輪が重そうだ。
足下の黒の革靴に目をやると、『サイズは22㎝くらいかな?体重は70㎏は超えてそうやし…亡くなったうちのおばあちゃんもそうやったけど、あの小さな足では、ごっつい体、支えきられへんやろなぁ。捻挫の回数、多いんとちゃうかろか?』
少し足を動かしたので、コートの下に着ている洋服が見えた。
『“オースティンパワーズ”に出てくるようなサイケな柄!色!』
ワンピースなのかスカートなのかは判らなかったが、ド派手さは、車両のどの人が着ている服よりも群を抜いていた。

一日経っても、あのご婦人のことは、鮮やかに思い出すことができる。
先日、周防正行監督の“それでもボクはやってない”を観た。
その後で、自分の記憶の曖昧さに思いを巡らし、『もしも裁判で証言することになったら』と身震いした。
「あぁ、そうなんや。強烈に印象に残ったことは細かいとこまで思い出せるんや。安心したような、せんような、けったいな気持ち」
PCのキーボードを打ちながら、そう思った。

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